最新製品情報

TH-164CAS型 紙カップ用カメラ検査機付オートリークテスター

紙カップ用オートリークテスターに、カップの内面、側面カメラ検査機を設置し省スペースの機械にまとめました。これにより、生産ラインのスペースを有効に使うことが出来ます。

 

機械寸法
L 2,100×W 2,650×H 2,800mm
検査容器
外径 50〜100mmφ 高さ 70〜100mm
検査項目

(A) リーク検査(チャンバー式)

ボトム 40ミクロンのピンホールと良品との差0.2kpa以上の圧力上昇するものを検出、判定する。

サイド 70ミクロンのピンホールと良品との差0.5kpa以上の圧力上昇するものを検出、判定する。

(B) カメラ検査

内面、フランジ、側面

4ピクセル以上でコントラスト20以上の異物、汚れ、キズを検出、判定する。

毎分能力
常用 120本 (Max 130本)

図面

18L缶用真空式リークテスターの特徴<特許第3319719号>

機械寸法
L4,200×W4,375×H2,300mm
能   力
毎分60本〜80本

(1)缶の外側をカプセルで覆い、その僅かな空間を脱気するだけなので、真空ポンプも小型のもので間に合う。

(2)缶内にエアーを封入式とし、短時間に缶内から漏れ量を多くする為に内圧を掛け、不良品の数値を多くする事を目的とする。

(3)チャンバーの脱気は瞬時に行われ、圧縮空気封入式の様な長い安定時間を必要としないので、検査時間を短く設定出来ます。
缶内エアー封入式ですと容量が大きい為、温度変化による影響で本当に必要なデータ値が消されてしまいます。
本機は真空タイプの為、温度変化による影響がほとんど無く、又18Lの容量を約1L缶程度の容量に置き換えて検査する特徴をもっております。

図面

図面

(4)脱気による缶の膨張も、チャンバー内壁に拘束されるので缶に変形を残さない。又、設定真空度239mmHgはエアー圧に換算して0.3kg/cm²圧となり、18L角缶の場合、実際には0.2kg/cm²以上の加圧を掛けての検査は不可能です。(缶の膨張)

(5)缶ヘッド1缶毎の検査数値を表示・記録出来る。(オプション)
計測する圧力値を数値に換えてデジパネで表示。

Δ=P方式(1缶ずつの封入圧)-(検査時間後の値)
(デルタP方式) ΔP=P1-P2

漏れ量を数値に置き換えて判断する事が出来ます。

以上数々の特徴を有し、従来の18L缶用のリークテスターに比べ、格段と小型で省力的な機械です。しかも検出精度は通常の食缶なみの50ミクロン〜40ミクロン相当のピンホールが検出可能です。(特許 第3319719号)
又、客先等にテストデータ表(参考データ表参照)として提出する事も出来ます。(クレームなどの対応)

検査方式

容器の整列・検査・充填・蓋閉め・集積・箱詰め等自動包装ラインにはさまざまな用途の機械が必要となり、弊社も特異の技術にてこれまでに色々な機械を製作させて戴きました。その中で容器の漏れ検査については、空缶・空瓶の検査から充填後のもれ検査まで可能となる機種を開発しこの分野での実績を積ませて戴きました。このリーク漏れ検査には、検査対象となる容器により下記のような検査方式から選定をして製作を進めさせて戴いて居ります。

内圧検査方式

減圧検出式
容器内に一定圧のエアーを封入し、密封してから所定時間後の内圧を測定して、圧力が設定値以下だったら不良として排出する。
一番簡単でCOST的にも安いが、封入圧を一定にする事が肝要で、それのバラツキ以上の精度は出ない。大きな破れ等の粗リーク検出には効果的である。

ΔP方式
容器内にエアー封入後、安定してから一旦圧力を測り(P1)所定時間後にもう一度内圧を測定してP2)その差P1-P2=ΔPが設定値以上であれば不良とする方式で封入エアーの調圧精度による影響を直接受けないので微小な洩れの検出に適する。

外圧検査方式

容器をチャンバー内に入れて密閉し容器内だけを圧力空気を入れ続けて、リークがあればチャンバー内の圧力が上昇するので、設定値以上であればリーク容器と判定する。
周囲温度の影響を受けにくく、比較的高圧エアーを封入出来るので検出精度は上昇する。

光学式検査方式(ライトテスター)

光を通さないワークの場合、ワークを密封しワーク内に(ホトマル)受光帯を密封してワーク外側に光源を配列して外側からワーク内側に洩れる光源を計測する。(瞬時)

負圧検査方式(バキューム)

上記エアー圧に対して真空にして、初期の値から設定時間後の値を測定する。
ΔP方式